株式会社草野工務店

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リビング階段のメリット・デメリット

2017.07.09

こんにちは、岡田です。
今日もビックリするくらい暑い1日でしたね・・・
完全に夏でした!
さて今日は前回のブログでリビング階段の役割と、設置の条件についてお話ししま
したが、今日はリビング階段のメリット・デメリットについてお話しします。
①リビング階段の役割でもお話ししましたが、リビングが別々のフロアーを1つの空間
として繋げる役割があるため、別の階にいる家族の気配を常に感じることができます。
お子様のいるご家庭であれば、幼い時から思春期まで、リビング階段が大きな役割を
果たすことでしょう。
また、介護を必要とされるご家族がいるご家庭でも、同じように大きな役割を果たし
ます。
②前回もお話ししましたが、リビング階段を設置するには、思いのほか広いスペースが
必要です。
この広いスペースがデッドスペースになってしまうのであれば、なかなか採用に踏み切
れないと思います・・・
では、この空間が全て収納になるとしたらどうでしょう。
各部屋に収納は当たり前となっていますが、生活してみると、リビングこそ収納が必要
で、後から収納を買い足すことはよくあることです。
それを、最初から一面を収納にすることで、その他の建具との調和はもちろん、リビン
グの収納にほとんどの物が揃っていることで、各部屋や、納戸などに物を取りに行く
必要がなくなり、家族がよりリビングに集まることになります。
③吹き抜けのリビング階段などは、別空間を演出することができます。
例えば、吹き抜けの階段を上がった先の廊下になる部分に本棚を設けるだけで、階段が
ベンチ代わりとなり、
開放的なり、読書スペースが生まれます。
また、階段下に設けた収納からおもちゃやお絵かきの道具を出せば、階段がそのまま机
になります。
このように、階段が本来とは違う役割を自然とこなすことができるのが、リビング階段
の良いところですね。
良いところばかりのリビング階段ですが、やはりデメリットもあります。
①リビング階段にして一番感じるのは、上階からの冷気が降りてくることでしょうか。
壁や扉で仕切りのないリビング階段では、どうしても、上階との空気の流れが発生して
しまいます。
対策としては、気密と断熱のしっかりとした建物造りはもちろんですが、天井にシーリ
ングファンを設置したり、サーキュレーターを活用する事によって、1階・2階部分を
一体的に考えて空気を攪拌するとよいでしょう。
②長所は、別の視点から見ると短所だったりしますよね。
家も同じです。リビング階段は、1階と2階の別空間を繋げる役割があり、それが
メリットでしたが、子どもが大きくなると、良いことばかりではありません。
ママ友やご近所さんなどの来客時、あるいはお子さんの友達が来た場合、お互いに
あまり顔を合わせたくない、あるいは静かにして欲しい時でも、どうしてもリビング
で顔を合わせたり、話し声がうるさかったりしてしまいます・・・
③冷気や音と同じように、仕切りのない空間では臭いも問題になります。
焼き魚、焼肉、ニンニク料理など、食べるとおいしいけれど、調理開始と共に2階まで
一気に臭いがいきわたり、調理後しばらくは匂いが消えません。
また、臭いだけではなく、油汚れが2階まで到達することもありますので、しっかりと
した換気システムは必須となります。
さて、リビング階段のメリット・デメリットをいくつかあげましたが、どんなものにも
良いところと悪いところがありますので、何を重視するかで選択し、あとはデメリット
を補う工夫をするとよいでしょう。

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